Daybyアプリで作りたかったもの

アプリも完成に近づいてきたので、少しずつ今まで考えてきたこと・考えていることを書いていきたい。

はじまり

お勉強と練習のために何かアプリを作ろうとしていた頃。

健康意識が不意に高まっていた私は、 なんとなくの不調 や 一時的な不調 を少しでも改善したいと思い、Googleスプレッドシートに生活記録をつけ始めました。

なんとなくの傾向があるような気もするけど、曖昧な記憶と印象頼りで正直正確なことはわからない。

皆さんも、そういうちょっとした不調ってありませんか？

私の場合、特にひどいのが食後の腹痛で、食事の後半〜食後にかけてお腹が張り痛くなり、勉強や仕事にとても集中できる状態ではなくなってしまうことがよくあります。学生の頃からそんな感じなので、食前の時点で胃腸の調子が悪かったり便秘気味の時は、食べると腹痛が起きるだろうと考えて食事を抜くことも多いです。

きっかけは人間ドックの胃カメラで「逆流性食道炎」と言われたこと。長年そういうものだと諦めていた胃腸の調子の原因や対策を知りたくなり、いろいろ調べていくうちに、「過敏性腸症候群」という症状に行き当たりました。

私は医学や栄養学の専門家ではないので詳しくは自己責任で調べて欲しいのですが、世の中には過敏性腸症候群の人が避けた方が良い FODMAP食 というものがあるようです。

Youtubeや検索で情報を収集してみたのですが、どうやら、FODMAP食のうちどの食材が自分に合っていないのかを、その食材を数週間抜いて様子を見ることを繰り返して発見していくことが必要なようです。

ということで、医者にも行かずにGoogleスプレッドシートにあらゆる生活記録をつけ始めました。

（健康気にするならまずタバコ辞めろよって思うよね。わかる。）

まず食材を記録するのがめんどくさい。

そして記録をしたとしても傾向があるのかないのか分析しづらい。

食事は頑張ってつけたもののその他の項目は記入漏れも多い。

こんな自分の悩みを解決するためのアプリを開発しようと始めたのが、Daybyアプリでした。

開発方針

まずはお勉強ということでシンプルに

さまざまな機能が思いつきますがシンプルなコア機能を実装することを考えます。

実装したい機能

• 標準の記録項目を10個くらい作成
• オリジナル項目を作成できるようにする
• 体の不調も記録できるようにする
• 記録方法を、3段階・複数選択・数値記録など数種類にする
• 日付と項目ごとにデータを記録
• カレンダーに記録結果を表示

今後追加開発するかも

• 記録項目の拡充
• 記録結果をグラフで確認できるようにする
• ウィジェット対応
• バーコード読み込み
• 「いつもの食品・食事」を登録できるようにする
• 日記機能

毎日の習慣記録に最適なアプリにしたい

どんな設計・UIにしたいかを、自分の感じた課題をもとに考えてみました。

• 簡単に記録できる
  • ワンタップで記録ができる
  • 文字を打たずにポチポチ選択して記録
  • 表示を記録したい項目だけにできる
  • オリジナル項目を作れる
• 記録結果を一目で確認できる
  • 日々の変化を一目で確認できる
  • 複数項目を並べて分析できる
• 記録したい項目が全て記入されたかが一目でわかる

データの取り扱いは悩ましい

アプリはFlutterでAndroidとiOSの両方を開発。データを記録することがメインのアプリになるので、バックエンドは悩ましい。

スマホのローカルにデータを保存するのであれば、shared preferences を使用できますが、データが永続化する保証がないこととデータサイズが不安です。

⬛︎ shared_preferences 関連参考
参考にした記事：https://qiita.com/shake12/items/ba0af63f71c3a6cccf1d
超絶わかりやすいルビードッグさんの動画：https://youtu.be/eNP7eotwpH4?si=Nd1QAn7yvEhQZIbk

ということで、王道ですがバックエンドはFirebaseで実装することにします。

データ構造にもいろいろ悩んだのでそれは別の記事に書いておきたい。

ということでのんびり個人開発延べ1年1ヶ月！

完成しました！

内訳

• 9ヶ月　機能開発（データベース開発・アナリティクス実装・機能テストなど含む）
• 1ヶ月　利用規約を掲載するため＆ついでにお勉強でブログ構築。をしながらクリエイティブ素材作成
• 1ヶ月　機種別テスト（シミュレータで15機種ほど＋Android実機1機種。修正しながら進めたので何周かした。Foldでひたすら苦労した🙃）
• 2ヶ月　ストア登録・アプリリリースを進めながらバックエンドの追加開発やブログカスタマイズなど

メインのアプリの骨格が開発できて以降の、周辺の諸々に思ったよりも時間を要しました。

ぜひ使ってね！